The Grandiem(ザ・グランディエム)が仕手株詐欺を行っていないか検証していきます。
今週の日経平均株価は、18,000円台後半と19,000円台前半を行き来する値動きとなりましたね。
昨日の終値は18,918.2円。
2017年、早くも1ヶ月が経過しましたが、総括すれば今のところ大きな動きは無かったと考えて良いでしょう。
しかし2月10日にはワシントンでの日米首脳会談を控えており、来週末から再来週にかけて一波乱あるかもしれません。
これに先駆け、日本のメーカーがアメリカへの投資を発表し、日本政府は雇用創出の提案を模索するなど、水面下では色々な情報交換が行われている事と思います。
2国間だけでなく、世界も注視しているこの会談によって、どの様な指針が示されるのか要注目となるでしょう。
さて、The Grandiem(ザ・グランディエム)という株式投資情報サイトをご存知でしょうか?
ドメイン取得年月日は2016年9月14日と、運営開始から約4ヶ月半が経過した比較的新しいサイトです。
サイト名に含まれる「Grandiem」にどういった意味があるのか調べてみたのですが、特に何も見つかりません。
どこの国の言葉かも分からず、造語という可能性もありますが、この言葉が意図するものとは!?
サイトを一通り見ていけば、何か分かるかもしれませんね。
但し前提として、金融商品取引業者としての認可を受けていませんので、今後警告を受け、突然サイトが閉鎖される事も十分考えられるでしょう。
会員の方は、すぐに利用を停止した方が良いと思います。
以下、私、安達がお伝えします。
事前にこちらも確認してみて下さい。
【悪徳な投資情報サイト詐欺に遭わない為の注意点】
The Grandiem(ザ・グランディエム)に会員登録する前に分かる事は?
まず最初に、当該サイトを知ったきっかけについてお伝えしたいと思います。
先日メールをチェックしていたところ、「アフターマーケットニュース powered by The Grandiem」という件名で突然メールが届きました。
メールには、
・日本の陰部が露呈!米中に振り回される日本経済
・公開銘柄フォロー
・明日の公開について
・公開銘柄
といった項目が並び、それぞれコメントが成されています。
しかし、The Grandiem(ザ・グランディエム)という名称のサイトは今まで耳にした事がなく、思わず絶句。
間違えて送信されたものかと思いましたが、その後にも「モーニングニュース powered by The Grandiem」という件名のメールが届いており、意図的に送信したのだろうと感じました。
そもそも、なぜ私のメールアドレスを知っているのでしょう?
勝手に私のメールアドレスを取得している事が大きな問題ですし、この点について、しっかり説明責任を果たすべきでは!?
説明が無い限り、The Grandiem(ザ・グランディエム)がスパムメールを配信する悪徳な株式投資情報サイトとして認知されていくのは時間の問題ですよね。
それでは改めてトップページを見ていきましょう。
大きく目立つのは、「海外仕手情報の最前線」という文言。
「仕手」という言葉が含まれている時点で、きな臭さを感じます。
「日本株完全攻略」という文言が続いているのですが、海外の仕手情報によって日本株が完全に攻略出来るものなのでしょうか?
海外視点での考え方はあるにせよ、国内の方が密度の濃い情報を入手出来るはず。
説得力があると思えないのは気のせいですかね…
トップページ中央部には、代表者からの挨拶文が掲載されていました。
日本人ではなく、外国人が代表を務めている模様。
The Grandiem(ザ・グランディエム)のスポンサーは、世界の超富裕層向けにサービスを提供する様々な企業となっているらしく、
・資産運用を行うヘッジファンド
・プライベートジェット機のディーラー
・超高級物件専門の不動産ブローカー
・会員制の豪華客船クルーズを提供するツーリスト
などの多彩なスポンサー達が将来的に日本株で資産を築き、超富裕層の仲間入りをして顧客になってくれる事を望んでいるそうです。
要するにこれらのスポンサーは、「超富裕層」しか相手にしない程の大企業という事か。
大企業であれば堂々と社名を掲載すべきだと思いますが、一切確認出来ず。
これでは信憑性という点で疑問を持たれてしまってもおかしくありません。
続いて挙げているのが、超富裕層を目指す人を最短距離で成功に導き、スポンサーの提供する最上級クラスのサービスを利用する顧客として、スポンサー企業に紹介するというThe Grandiem(ザ・グランディエム)の使命。
人脈とネットワークを駆使し、世界のタックスヘイブンから集めたヘッジファンドの取組み銘柄をリークし、厳選して情報提供するという事ですが、勝手にスポンサー企業に紹介されてしまうのは納得出来ません。
しっかり顧客の意思を確認する必要があるでしょう。
利用者から寄せられている声については外国人からのものだけで、確認出来る投資実績はただ1件のみと、希薄と言わざるを得ません。
日本人利用者の声が無いのも不自然ですよね。
ただただ怪しいと感じるばかりです。
そしてもう1点、
[短期急騰銘柄]
定員:各回15名限定
ヘッジファンドのリーク情報に基づく短期急騰予測銘柄を、各回5名限定で案内する。
原則低位株ロングなど、超短期での回収を目的とする個別銘柄情報になる。
[ヘッジファンド銘柄]
定員:無制限
イベントドリブン型の銘柄選定で、海外ヘッジファンドからリークされた情報を元に、売買銘柄の情報を提供する。
基本的に不定期配信となる。
[特別会員向け銘柄]
定員:各回5名限定
特別会員向けのプランで、ロングポジションのみならず、ショートポジションも含めた高収益見込み銘柄のみを厳選して案内する。
といったプランが確認出来ました。
ただ、短期急騰銘柄が定員15名なのか5名なのか分からない、というのが突っ込み所。
サイト内の誤字・脱字が無いか、再度チェックしてほしいものです。
最後に、「グランディエムとは?」というページを見てみましょう。
The Grandiem(ザ・グランディエム)の設立母体は、租税回避地におけるタックスアドバイザリーを行う税務コンサルティング・ファームとなっていて、世界各地の超富裕層を顧客に持ち、税務の助言に留まらず、不動産や金融資産、相続対策、事業承継を含む、トータル・アセット・マネジメントへと成長してきたという詳しい説明が成されていました。
又、4半世紀に渡ってクライアントの資産を守り、育て続けてきたらしく、フィナンシャル・フリーの人達が眺める景色と、そこに至る為に必要なプロセスを熟知していると自負しているそうです。
The Grandiem(ザ・グランディエム)の理念やミッションの他、
START:入会審査
LEVEL1:運用資産1億円まで
LEVEL2:運用資産5億円まで
EXAM:特別会員審査
LEVEL3:特別会員プランの提供
LEVEL4:イグジット戦略
TAKE OFF:フィナンシャル・フリーの実現
という様な入会後のロードマップまで示されていますが、フィナンシャル・フリーの実現までにどれだけの期間が必要なのか、利用者の平均実績ベースで提示してほしいところ。
入会審査と特別会員審査、2回も審査がある点には、煩わしさを感じる方も多いでしょうね。
The Grandiem(ザ・グランディエム)に会員登録した後に分かる事は?
上記でも少し触れましたが、会員登録には所定の審査(入会審査)がある様です。
ただ、完全無料で利用出来るという事ですし、どの様な審査が行われるのか調べる為にも、試しに登録してみたいと思います。
フォーマットにメールアドレスを入力し、「審査申込」ボタンをクリック。
しかし一瞬画面が切り替わったものの、変わらずトップページが表示されました。
The Grandiem(ザ・グランディエム)からメールは届きませんし、申し込みが完了したのかも不明。
もう暫く待つ必要があるという事か。
メールアドレスを入力すると、自動で大文字になってしまうのがやや気掛かり。
メールアドレス収集目的のサイトという事は無いですよね?
会社情報が全く確認出来ないのも、大きな懸念事項。
結局「Grandiem」の意味は分かりませんでした。
私は情報収集の為に登録を試みましたが、安易に審査申込はしない方が良いでしょう。
もし審査に通った方がいらっしゃいましたら、その後の一連の流れなどをご教示くださいます様、宜しくお願い致します。
The Grandiem(ザ・グランディエム) 運営会社情報
[URL]http://grandiem.com/(閉鎖)
[代表]Steve McFarren
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