急騰株式プロジェクトが仕手株詐欺を行っていないか検証していきます。
今日の日経平均株価の終値は、前日比97.55円安の21,707.62円。
残念ながら17連騰とはなりませんでしたが、引き続き高い水準を維持しています。
午前中には一時21,900円台に突入するなど、22,000円台が脳裏をよぎった方も多いのでは?
今週は10月17日の記事で指摘していた通り、衆議院議員選挙で与党が過半数を確保した事による、ご祝儀相場となりましたね。
そろそろ利確の動きが出てくるかもしれませんし、動向をしっかり見守っていきたいところ。
さて、急騰株式プロジェクトという株式投資情報サイトをご存知でしょうか?
ドメインを2つ保有しており、ドメイン取得年月日は古い方で2017年8月16日、新しい方で2017年10月12日と、運営開始から少なくとも2ヵ月は経過している模様。
サイト名に「急騰」と含まれているあたり、株式を長期保有するのではなく、短期的な取引での利益獲得を狙っているものと思われます。
ただ、金融商品取引業者としての認可を受けていませんので、今後警告を受け、突然サイトが閉鎖される事も十分考えられるでしょう。
会員の方は、すぐに利用を停止した方が良いと思います。
以下、私、安達がお伝えします。
事前にこちらも確認してみて下さい。
【悪徳な投資情報サイト詐欺に遭わない為の注意点】
急騰株式プロジェクトに会員登録する前に分かる事は?
まず最初に、当該サイトを知ったきっかけについてお話しておきましょう。
昨日10月24日、「【イチオシ銘柄】◆-無料案内-◆本日の有力銘柄を御覧下さい」という件名で、急騰株式プロジェクトから突然メールが届きました。
初めて目にするサイトで、当然会員登録は行っておらず、ただただ驚くばかり。
メールの本文では、「情報元から届いたばかりの有力銘柄をご案内させて頂きます」という文言と共に2つの銘柄を提示し、寄り付きからの動きに注目してほしいと伝えています。
又、
1.投資が上手くいかない
2.塩漬け銘柄が多い
3.今後の相場展開が分からない
など、資産形成に関する不安や不明点がある際には気軽に問い合わせてほしいとの事。
しかし、知らないサイトからこの様なメールが届いた時点で、利用したいと思う人がいるとは到底思えません。
多くの人が怪しいサイト・詐欺関連サイトだと疑うはず。
大前提として、なぜ私のメールアドレスを知っているのか、納得のいく説明をすべき。
このままでは、スパムメールを送りつける危険なサイトと認知されても仕方ないですね。
今まで調査してきた株式投資情報サイトの中には、会社名が株式会社プラウドとなっているサイトは見当たらず。
他のサイトがリニューアルした可能性は無いのか…
ただ、急騰株式プロジェクトのIPアドレス「54.64.35.171」に似ているサイトとして、
・MARKET STAR TOPIX(マーケットスタートピックス)
IPアドレス:54.64.88.90
・KABU STATION(株ステーション)
IPアドレス:54.64.251.18
・KABUSHIKI JOURNAL(カブシキジャーナル)
IPアドレス:54.64.90.77
の3サイトがヒット。
いずれもホストが「ec2-54-64-~-~.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com」となっているあたり、関連性を考えてしまうのは私だけでしょうか?
それぞれ、「MARKET STAR TOPIX(マーケットスタートピックス) 詐欺検証」「KABU STATION(株ステーション) 詐欺検証」「KABUSHIKI JOURNAL(カブシキジャーナル) 詐欺検証」という記事を書いていますので、念の為ご参照頂ければと思います。
改めてトップページを見てみると、ログインフォーム・新規登録フォームが確認出来るだけで、サイトの説明が一切成されていないという印象。
運営会社・お問い合わせ・利用規約・プライバシーポリシー・特定商取引法に関する表示・免責事項があるのみと、触れるべきポイントが皆無。
・どういった経緯でサイトが設立されたのか
・メリットやセールスポイント
・提供しているサービスやプラン
などを示さなければ、会員の獲得は難しいでしょう。
上述した3つのサイトもほぼ同じ形式でサイトが作られていましたので、大元の運営会社が同じという可能性は拭い切れません。
急騰株式プロジェクトに会員登録した後に分かる事は?
会員登録前のページを見て、正直なところ登録する気は全く起きなかったのですが、最初に届いたメールになぜかログインページのURLが掲載されていました。
既に会員扱いされているのか!?
随分な無茶をするものですね…
不本意ではありますが、念の為ログインしてみる事にします。
ログイン後のページでは、「最先端の分析技術」というキャッチフレーズが大きく目立っていました。
しかし全体的には、かなり余白が多いイメージ。
多くの株式投資情報サイトと比較して、希薄だと感じてしまうのは致し方無し。
「当サイトについて」というページでは、勝つ為の情報がここにあると伝えており、
・株式投資が未経験
・これまで自己流で勝てなかった
・一人で悩んでどうしたら良いか分からない
といった会員に、高精度な銘柄による圧倒的な結果を届けるべく、短期での上昇を見込んだ厳選された銘柄のみを惜しみなく提供するという宣言が見受けられます。
又、結果が全ての株式投資において、どれだけ新聞やニュースなどで市場を分析し、株を勉強しても、利益に繋がらなければ意味が無く、本物の情報を初めて手にした時、ファンダメンタルやテクニカルをいくら勉強しても見えてこなかった希望の道が開けるだろうという見解も併記。
言いたい事は分かりますが、これだけの文言だけで「資産構築に向けたサポートは急騰株式プロジェクトにお任せ下さい」と言われても、残念ながら説得力を見出す事は出来ません。
「銘柄実績」のページを見ると、更に致命的。
6件の実績が確認出来るものの、全ての銘柄の情報提供日が今年の1月・2月となっており、8月・10月に取得したドメインとの整合性が取れず。
この点についての説明が無い限り、利用するのは極めて危険と言わざるを得ないでしょう。
プランやサービス内容が見受けられませんでしたし、本気で会員を獲得したいと思っているのか、謎だけが残りました。
尚、メールにはもう1つ、厳選銘柄を受け取る為の予約フォームへのURLがあり、クリックすると以下のページが開きます。
電話番号の入力が必須になっているあたり、胡散臭さが増しますね…
メールでやり取り出来れば十分。
個人情報の流出には呉々もご注意下さい。
この銘柄情報、果たして有料なのか無料なのか…
個人的には有料だと推察していますが!?
ここまで会員登録前後のページなどを見てきましたが、
・金融商品取引業者としての認可を受けていない
・登録していないのに、一方的にメールを送ってきた
・銘柄実績の提供日とドメインを取得した日付の整合性が取れない
という点で利用は勧めません。
詐欺に遭わない為にも、こういったサイトは無視すべきです。
急騰株式プロジェクト 最新情報
1.2018年3月2日、株式会社JG-company、株式会社Master及び株式会社S&F並びにその役員3名による金融商品取引法違反行為に係る裁判所への禁止及び停止命令発出の申立てが証券取引等監視委員会より成されました。
この3社が投資助言業務の為に開設したウェブサイト等一覧に急騰株式プロジェクトが含まれており、3月29日には上記禁止及び停止命令が東京地方裁判所より発令(株式会社JG-company、株式会社Master及び株式会社S&F並びにその役員3名に対する金融商品取引法違反行為に係る裁判所の禁止及び停止命令の発令について[https://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2018/2018/20180329-1.htm] ← リンク切れ)。
代表取締役の氏名も無登録で金融商品取引業を行う者として掲載されるなど、中々に厳しい処分を受けていますね。
当然の報いであり、他の無登録業者も今後同様の処分が下ると考えた方が良さそうです。
もし利用している株式投資情報サイトが金融商品取引業者か無登録業者か分からない場合には、金融商品取引業者一覧のページなどをしっかりチェックしましょう。
急騰株式プロジェクト 運営会社情報
[URL]http://kyutoupro.com/(閉鎖) , http://investkyutoo.com/(閉鎖)
[会社名]株式会社プラウド
[運営責任者]尾形大地
[住所]東京都立川市錦町2-1-10 エリア立川301号
[電話番号]03-5348-9521
[メールアドレス]support@kyutoupro.com , support@investkyutoo.com
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株式ジャーナルと取り引きしましたが、ぜんぜん連絡もないしうそも多いし、困っています。先ほど、この度急騰株式ジャーナルに吸収されました。と、電話がありました。完全の詐欺で、どこで起訴したいです。
株式ジャーナルと取り引きしましたが、全く無責任で困っています。今朝、この度急騰株式ジャーナルに吸収されました。と、電話がありました。怖いです!