《関東財務局から警告を受けている無登録業者》

ID(アイディー)及び合同会社スコールが仕手株詐欺を行っていないか検証していきます。

ID(アイディー)という株式投資情報サイトをご存知でしょうか？

ドメイン取得年月日は2018年10月29日となっていますので、運営開始から僅か20日足らずのサイトだという事が分かりますね。

とある口コミサイトでID(アイディー)を見つけた訳ですが、異様な程に高く評価されている状況に違和感を持ち、当サイト仕手株情報詐欺撲滅ナビでも検証が必要だと思い、今回の記事作成に至りました。

しかもこれらの口コミサイトでは軒並み広告用のランディングページの画像が用いられているほか、なぜか所在地が特定商取引法に基づく表記に載っている「千葉県佐倉市ユーカリが丘5丁目6番3-403号」ではなく、「東京都中央区日本橋茅場町3-11-10 PMO日本橋茅場町」と掲載されています。

合同会社スコールの法人情報を調べてみたところ、「東京都中央区日本橋茅場町3-11-10 PMO日本橋茅場町」に登記していた事実は確認出来ず、なぜこの様な状況が起きているのか全く理解出来ません。

現住所には2018年11月8日に転居したばかりですし、2週間程で又所在地を変更するとは考えにくく、ID(アイディー)と口コミサイトの間に何かしらの密約・示し合わせがあるのかもしれません。

運営統括責任者の氏名についても、特定商取引法に基づく表記に載っている「加藤和介」氏ではなく「村上信之」氏の名前があり、怪しい事この上無し。

前提として、

管理人管理人

ID(アイディー)・合同会社スコールは金融商品取引業者の認可を受けていませんので、今後警告を受け、何の前触れも無くサイトが閉鎖される事も十分考えられるでしょう。

違法なサイトである事を認識し、警戒を厳にすべきだと注意喚起しておきます。

以下、私、安達がお伝えします。

事前にこちらも確認してみて下さい。
【悪徳な投資情報サイト詐欺に遭わない為の注意点】

ID(アイディー)に会員登録する前に分かる事は？

トップページでは、「上場レポート検索サイトならID」というキャッチフレーズが見受けられ、

・上場企業分析
・株式投資における銘柄分析

に役立つ、国内上場企業の各種データやアナリストレポートを提供している旨を伝えていました。

このアナリストレポートの特長は、上場企業が開示した業績や財務などの情報だけでなく、ID(アイディー)在籍の証券アナリストが取材などを通じて収集した未公開の情報を織り交ぜて、企業の経営状態・収益力・将来性などを調査・分析してまとめた独自のものだというところにある様です。

ここまでの文言を見る限り、ID(アイディー)は信用調査会社なのかと勘違いしてしまいそうですが、その内情は株式投資情報サイトそのもの(詳細は後述します)。

無料サービスとして、

・無料銘柄診断
・市況ニュース/注目企業レポート

有料サービスとして、

・企業毎のアナリストレポート
ID(アイディー)在籍の証券アナリストによる、詳細な企業レポートを提供する。
業績や財務などを細部まで徹底調査して分析されたレポートは、今後の株価騰落を予想する上で必要不可欠な情報と言える。
利用料金：5,000円～

を挙げていますが、株式投資情報サイトでなければ無料銘柄診断など行わないですよね？

無登録で金融商品取引業を営んでいるがゆえに、財務局からの警告を回避するべく悪知恵を働かせているのでしょうが、極めて悪質と言わざるを得ません。

この他には、

・会社概要
・特定商取引法に基づく記載
・利用規約
・個人情報保護方針
・反社会勢力への対応

といったページが用意されているだけで特にコンテンツは見当たらず、ドメインページはかなり希薄なイメージ。

しかし上記で触れた様に、広告用のランディングページが用意されていますので、こちらも併せて見ていきたいと思います。

ID(アイディー)のランディングページについて

いくつかの口コミサイトに貼られていたID(アイディー)へのリンクをクリックすると、ランディングページ(https://id-method.com/lp01/)が表示されました。

このページでは、本気で今の投資環境を変えたいと考えている人に対し、ID(アイディー)のアナリストが厳選した高騰期待銘柄で、資産形成スタートを無料でサポートすると宣言しています。

ドメインページ(https://id-method.com/)でアナリストレポートを提供すると言っておきながら、ランディングページでは銘柄情報を提供すると謳うこの変わり様…

さすがに驚きを隠せません。

しかもランディングページでは、登録者に即急騰の可能性が高い今仕込むべき高騰期待銘柄を無料でプレゼントすると言っていますが、これはドメインページには記載の無かった文言。

差別化を図っているのか、それともどちらのページから登録しても銘柄情報を貰えるのか…！？

登録者全員が銘柄情報を貰えるのであれば、ドメインページにも同様に記載した方が登録者数は増えるはず。

このメリットを捨ててまで、ID(アイディー)は株式投資情報サイトだという事を隠したいのかもしれませんね。

まず「弊社情報による投資成果」という項目を見てみると、ID(アイディー)が過去に情報提供した3つの銘柄の実績が利用者の声と共に掲載されていました。

それぞれ、

・推奨買値
・推奨購入日
・推奨売値
・推奨売却日
・取組期間
・株価上昇

が示されている訳ですが、推奨購入日と推奨売却日の日付に注目して下さい。

全て2017年と去年の日付になっていますが、上述した通りID(アイディー)がドメインを取得したのは先月末の2018年10月29日。

運営開始前から情報提供する事など不可能な話で、これは明らかに捏造されたもの。

利用者の声も含め、この項目の全てがID(アイディー)によるでっち上げと考えるべき。

又、ID(アイディー)が顧客にアンケートした結果、顧客投資満足度は5年連続で98%以上を誇るとも言っていますが、こちらも同様に明らかな捏造です。

次に「推奨銘柄が上がる理由」という項目を見てみます。

2017年10月19日から2018年10月19日に渡り、情報提供した118個の銘柄で株価2倍以上を達成したらしく、ID(アイディー)の推奨する銘柄の株価が上がる理由として、

1.報道関係者との特別なコネクション
報道関係者など、国内最大級の827ルートから集まる事前情報を有している。
テレビ局や新聞が株の特集する際、ID(アイディー)は企業の事前調査を依頼される事が多く、20年以上の付き合いを持つ報道関係者も少なくない。
近年、報道関連の調査には特に力を入れており、公私にわたって良好な関係を築いてきた為、全国の記者・報道ディレクターに強いパイプがあり、互いに必要な情報を提供し合う関係がある。
これらのコネクションによって株価を動かすニュース(株価を左右する海外情報やまもなく報道番組で特集される銘柄など)を報道前に把握する事ができ、この様な報道関係者からの独自情報により、高騰する銘柄を絞り込んでいる。

2.インターネットで影響力を持つ層からの後押し
これまで延べ4万人を超える会員の資産形成を行う中で、インターネットで影響力のある層(人気ブロガーや著名人)の存在に注目し、彼らと交流を深めてきた。
現在では彼らにID(アイディー)が強く推奨する銘柄の情報を提供する事で、「ブログに載せてくれる」「Twitterでつぶやいてくれる」という流れ・強力なサポートが出来ている。
こういった情報がネット上に載る事で株価が動く事もあり、特にニュースの特集を控えている銘柄などは確実な材料があり、手厚く紹介される為、多くの投資家に注目されて相乗効果で大きく高騰している。

を挙げていますが、先程も伝えた通りドメインは先月に取得したばかりで、去年の10月から1年間情報提供してきたというのは間違いなく嘘。

又、報道関係者が無登録の違法サイトと繋がりを持つとは考えられず、ID(アイディー)のランディングページに載っている各テレビ局や新聞社などに問い合わせれば、ID(アイディー)と一切関わりが無い事がすぐに分かると思います。

そして、ID(アイディー)が情報提供した銘柄について取り上げているブログやTweetが一切見当たらない事も、如何にでっち上げ・嘘で塗り固められたサイトかが分かる要因となるでしょう。

これらの疑惑がある以上、「資産形成の流れ」や「所属アナリスト紹介」で使われている顔写真は、素材・盗用された画像である可能性が高いと思います。

尚、無料サービスは、

・無料銘柄情報
ID(アイディー)のアナリストが推奨する銘柄の一部を無料で提供する。
無料銘柄情報については、アフターフォロー等のサービスは含まれない。

・アナリストへの銘柄相談
保有中の銘柄や購入を検討している気になる銘柄の動向について相談すれば、ID(アイディー)のアナリストが調査の上、適切に回答する。

・ニュース&レポート
国内外の市場ニュースや注目銘柄、アナリストによる詳細なレポートを掲載する。

有料サービスは、

・キャンペーン情報
日々の無料ニュースなどでは伝えられない、特別な銘柄の情報を有料で案内している。
利用料金：10,000円～

・投資セミナー
投資のプロや資産家などから生きた情報を入手したり、セミナー後の交流会で歓談をする事が出来る。
成功者との人脈形成が、その後の仕事や投資の成功に繋がったという声も沢山届いている。
参加料金：5,000円～

と、ドメインページでは確認出来ない情報が載っていました。

管理人管理人

広告用のページという事もあってか、さすがにID(アイディー)が株式投資情報サイトだという事を明かさずにはいられない様です。

更にサイト下部には、

・代表挨拶
・経営方針
・組織図
・CSR(社会貢献活動)

といった、ドメインページには無いページを用意。

「代表挨拶」のページにおいて、代表取締役会長の畠山宏茂という人物が「情報の確かさを守り、会員さまの利益第一にして共に栄える」と宣言しています。

この肩書きの真偽は分かりかねますが、なぜ畠山宏茂氏の氏名を「会社概要」や「特定商取引法に基づく表記」に載せていないのでしょう？

運営統括責任者の加藤和介氏が代表取締役社長ならまだしも、そうでないのであれば畠山宏茂氏の表記が優先されるはず。

ID(アイディー)の思考が一般常識とかけ離れている印象を受けますね。

そして「組織図」のページでは、

上記画像の様な部署を設けていると謳っています。

しかし所在地の「千葉県佐倉市ユーカリが丘5丁目6番3-403号」を検索してみると、とてもではありませんがこれらの部署を置く程広い物件とは言えないでしょう。

1つの部署で限界だと思います。

ここでも明らかな嘘が露呈しました。

又、「株主総会」「取締役会」という表記もありますが、販売事業者は合同会社スコールです。

合同会社は社員が出資して設立するものであり、株式総会や役員会の設置義務はありません。

そもそも株式を発行しているのかすら定かではなく、ID(アイディー)は株式会社と勘違いして相関図を載せているのでは！？

もしそうだとしたら、かなり痛いミスですね(笑)

ID(アイディー)に会員登録した後に分かる事は？

特定の口コミサイトとグルになって偽りの情報を載せている時点で登録する価値は無いと思いますが、更なる嘘を暴く為に登録手続きを進めてみたいと思います。

上記フォーマットにメールアドレスを入力して「送信」ボタンをクリックすると、すぐにメールが届きます。

このメール内にある指定のURLをクリックする事で、会員登録が完了しました。

登録後のトップページを見てみると、新規会員に向けて、期待の銘柄や話題の銘柄をピックアップした無料銘柄情報が閲覧出来るページを大きく取り上げています。

ただ、会社情報や推奨買値を載せているものの、ランディングページで説明していた通り、推奨売値などのアフターフォローサービスは見当たりません。

自己責任で活用してもらっているサービスという事で、ID(アイディー)の実力を測る上での参考程度に考えておいた方がいいでしょう。

又、「ニュース&レポート」も同様に大きく取り上げられていました。

無料サービスを大きく露出させる事で、会員の囲い込みを狙っているのかもしれません。

しかし無料サービスの情報精度如何によっては、ID(アイディー)の存在意義が問われてきます。

上記は2018年11月20日(火曜日)に閲覧出来た「ニュース&レポート」ですが、前週末までの情報しか更新されていないのはさすがに如何なものでしょう。

株式投資情報はスピードが求められますし、この様な更新頻度では「使えないサイト」と思われても仕方ないと思います。

更に、ID(アイディー)が記事を転載・盗用している事も判明！


【ID(アイディー)のレポート(2018年11月13日)】

【転載元の記事(2018年10月7日)】


【ID(アイディー)のレポート(2018年11月14日)】

【転載元の記事(2018年11月13日)】

それぞれ見比べると分かると思いますが、所々似た様な言葉に変えてはいるものの、明らかに同じ内容の記事。

管理人管理人

引用元すら示さず、あたかも自分達が作成した記事であるかの様に見せているあたり、ID(アイディー)の悪質さが際立っています。

違法行為を堂々とやってのけるサイトが、いくら「反社会勢力への対応」「CSR(社会貢献活動)」といったコンテンツを用意して健全さをアピールしたところで、無駄な足掻きですね。

現在有料サービスとして、

[特待銘柄情報]

1銘柄あたりの平均株価上昇率は2.26倍を誇る。

提供銘柄数：1銘柄
情報提供日：参加後にメールで通知
必要投資金：約20万円～
取組期間：約2週間(利益確定までのフォローを完備)
締め切り：15名参加時点で締め切り
利用料金：36,900円(税込)

を販売しているものの、違法性が確認出来た株式投資情報サイトの有料情報など、購入したいとは到底思えません。

登録後のページでは、

・IDについて
・サイト実績(弊社情報による投資成果)
・会員様インタビュー
・セカンドライフへの備えは?
・初めての方へ
・会員の交流

といったコンテンツが新たに追加されており、特に注意しておきたいのは「IDについて」と「サイト実績(弊社情報による投資成果)」。

「IDについて」を見てみると、強いコネクション(人脈)を持つ企業として以下の社名を羅列していますが、上述した様に、これらの会社が違法なサイトであるID(アイディー)と関係を持つ訳がありません。

1.どの様な状況でも対応出来る特別なサポート体制
会員がスムーズに資産形成を進められる様、サポートに優秀な人員を配置。
加えて、必要な時には外部のアドバイザーからの裏付けを取れる体制がある。
他社とは比較にならないほど正確なサポートによって、多くの会員から支持されている。

2.ID(アイディー)の調査力による徹底した下落リスクの防止
通常の相場リスク対策だけでなく、人災リスク面での企業調査も徹底している。
手抜き検査などの噂が僅かでもある企業、粉飾決済の恐れがある企業、安全対策が不十分な企業については、特別な理由が無い限り推奨する事はない。

3.新規会員の利益を底上げする信頼ある会員からの協力
大きく資産を増やした会員の信頼あるネットワークがあり、新しい会員の為に協力してもらう事が少なくない。
資産家レベルまで到達した会員、1億円以上の資金を持つ会員、株ブログなどインターネットで影響を持つ会員は、ID(アイディー)の情報で多くの利益を出している為、新しく資産を増やしたい会員へ、推奨した銘柄への買い支えや情報伝達などで惜しみなく協力してくれる。
この様な協力体制がある事により、新しく登録した会員が資金を増やしやすいという強力なアドバンテージがある。

といった特長を改めて取り上げたところで、信憑性は皆無ですね。

続いて「サイト実績(弊社情報による投資成果)」を見てみると、84件中83件の推奨購入日がドメイン取得年月日以前の日付で捏造のオンパレード。

こちらもID(アイディー)の違法性を顕著に表しています。

「仕手株情報」を提供するといった文言は見当たらないものの、

・ドメインページではアナリストレポートを提供すると謳いながら、実際のところ販売しているのは銘柄情報
・金融商品取引業者としての認可を受けていない無登録業者
・ID(アイディー)を高く評価している口コミサイトでは、特定商取引法に基づく記載に掲載されている情報とは異なる運営統括責任者と所在地が載っていた
・サイト実績や顧客投資満足度などでドメイン取得年月日以前の日付を使用しており、整合性が取れない
・無料情報は他のサイトの記事を盗用、転載している

といった観点から、利用するのは危険と判断します。

ID(アイディー) 最新情報

1.2018年11月21日、ID(アイディー)の会社概要・特定商取引法に基づく記載を確認したところ、販売事業社名が「合同会社スコール」から「スコール」へ、運営統括責任者は「加藤和介」氏から「村上信之」氏へ、所在地が「千葉県佐倉市ユーカリが丘5丁目6番3-403号」から「東京都中央区日本橋茅場町3-11-10 PMO日本橋茅場町」に変更されていました。

財務局からの警告を逃れる為に、登記された法人名・運営統括責任者名・所在地を伏せ、架空の社名・責任者名・所在地を載せている可能性がありますので、くれぐれもご注意下さい。

2.2018年11月28日、ID(アイディー)のリスティング広告を見つけました。

広告の審査が通ったタイミングで、会社概要・特定商取引法に基づく記載の情報を変更したのかもしれません。

現在、「https://id-method.com/lp01/」「https://id-method.com/lp02/」「https://id-method.com/lp03/」と3つのランディングページ(広告ページ)が用意されていますが、広告を出しているからといって無登録業者である事には変わり無く、危険なサイトだと認識しておく必要があるでしょう。

3.ID(アイディー)・スコール(合同会社スコール)は2019年2月28日、「インターネットを通じて、投資顧問契約に基づく助言の勧誘を行っていたもの」という内容で、関東財務局から無登録で金融商品取引業を行う者として警告を受けています(無登録で金融商品取引業等を行う者について[スコール])。

4.2019年5月4日、ID(アイディー)の会社概要・特定商取引法に基づく記載を確認したところ、販売事業社名が「スコール」から「合同会社スコール」へ再度変更されていました。

ID(アイディー) 運営会社情報

[URL]https://id-method.com/
[販売事業社名]合同会社スコール → スコール → 合同会社スコール
[運営統括責任者]加藤和介 → 村上信之
[代表取締役会長]畠山宏茂
[所在地]千葉県佐倉市ユーカリが丘5丁目6番3-403号 → 東京都中央区日本橋茅場町3-11-10 PMO日本橋茅場町
[TEL]03-6635-1400
[Eメール]info＠id-method.com


(2018年11月20日時点)


(2018年11月21日時点)

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