Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)が仕手株詐欺を行っていないか検証していきます。
2017年の大発会は大幅な上昇となりました。

前日(2016年大納会)比480円弱の上げ幅で、約1年1ヶ月振りの高値を記録。

縁起の良い滑り出しで、20,000円台突入も時間の問題かと思われましたが、昨日の米大統領による批判を受け、自動車株が軒並み下落。

やはり一筋縄ではいきませんね…

それでも終値は19,454.33円と、大きな下落を見せる事なく今週は決着。

来週初めにどの様な値動きを見せるのか、十分注意したいですね。

さて、Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)という株式投資情報サイトをご存知でしょうか?

Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)

ドメイン取得年月日は2016年11月27日と、運営開始から1ヶ月が経過したばかりのかなり新しいサイトです。

サイト名に「Wall Street(ウォールストリート)」を冠していますが、アメリカの投資情報を扱っているのか気になるところ。

尚、アメリカの金融・経済情報を発信するメディアがあるものの、当該サイトとは全く関係が無い点には注意が必要です。

金融商品取引業者としての認可を受けていませんので、今後警告を受け、突然サイトが閉鎖される事も十分考えられるでしょう。

会員の方は、すぐに利用を停止した方が良いと思います。

以下、私、安達がお伝えします。

事前にこちらも確認してみて下さい。
悪徳な投資情報サイト詐欺に遭わない為の注意点

Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)に会員登録する前に分かる事は?

トップページでは、「あなたと明るい未来を創るベストパートナー」というキャッチフレーズが大きく目立っていました。

ただ、驚いた事に閲覧可能なのはトップページのみ。

しかも、

・既存ユーザーのログイン
・新規ユーザー登録

という2つの項目があるだけで、

・WSCとは?
・アナリスト一覧
・プラン一覧
・お客様の声
・よくあるご質問
・お問い合わせ

といったコンテンツだけでなく、

・個人情報保護方針
・会社情報

ですら確認する事が出来ません。

「この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。」という文言がありますが、最低でもWall Street Club(ウォールストリートクラブ)についての説明が掲載されていると思われる「WSCとは?」というコンテンツや会社情報は開示すべきでは!?

開示しなければ、とてもではありませんが会員登録したいとは思えないでしょう。

アメリカと日本(支店)で会社を運営している程の企業であれば、尚更ですよね。

Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)に会員登録した後に分かる事は?

メールアドレス・電話番号・パスワード・氏名を入力する事で、会員登録出来る模様。

ただ、私は先日どこからか届いたスパムメールにうっかり会員登録してしまったところ、Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)への登録が完了していました。

そのメールについては失念してしまったのですが、Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)という名称は入っていなかったと記憶しています。

スパムメールから登録を促している時点で、かなり怪しいサイトだという印象を持ちますね。

Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)から届いたメールには、

1.専任アナリストが付き、貴方の資産形成のお悩み・相談・解決を致します。
2.会員様限定、有力投資情報メルマガを無料配信(会員ではない一般ユーザー様は月額980円)
3.モニター様限定プランへ無料参加可能♪モニター会員様限定で無料で当社の収益性を体感する事が出来ます。

といったサービスを会員特典として全て無料で利用出来ると掲載されていましたが、会員ではない一般ユーザーは、そもそもサイトで何も確認出来ないので登録しようがありません。

2017-01-07_13h08_21

又、届いたメールには会社URL(メンバーページURL)が載っていましたので、登録後のページをチェックしていきたいと思います。

登録前とサイトデザインは変わらず、主だったコンテンツがトップページにも配置されている形。

「WSCとは?」というコンテンツでは、Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)が世界中の著名人や資産家に愛される会員制ファンドだと紹介されていました。

ニューヨークを本拠地として、世界の主要な金融市場に拠点を擁しているとの事。

幅広い機関投資家に、主に投資信託や私募投資ファンドを通じて、あらゆる資産クラスの投資商品を提供しているとも言っています。

更に富裕層向けには、ポートフォリオ・マネジメントやファイナンシャル・カウンセリング、証券取引サービスを提供している模様。

しかし、スパムメールが撒かれている時点で説得力は薄れてしまいますよね。

世界中の著名人や資産家に本当に愛されているのか、インターネット上ではその事実が確認出来ませんし、信憑性が問われるところでしょう。

アナリスト一覧のページでは、ファンドマネージャー、外貨運用担当アナリスト、現物運用担当アナリスト、株式運用担当アナリスト、シニアアナリストが計8名紹介されています。

お客様の声のページでは、5人からメッセージが寄せられている訳ですが、アナリストは顔写真が使用されず、顧客は顔写真を使用しているというのが極めて不自然。

普通に考えれば逆ではないでしょうか?

別に社員の顔写真が必要だとは言いません。

しかし、顧客の顔写真を堂々と載せているのは如何なものか…

なぜWall Street Club(ウォールストリートクラブ)が顧客の顔写真を持っているのかも分かりませんが、正直怖くて利用する気になれません。

仮に顧客側が「載せても良い」と言ったとしても、守秘義務の観点からして、Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)側がしっかり配慮すべきでは!?

まさか無断で使用している顔写真という事は無いですよね…?

プラン一覧のページでは、

[外貨運用プラン]
最低運用開始金額:3万円~
外国の高金利や為替の差益を資産運用に利用して、着実に資産を増やしていきたい人向けのプラン。

[国内外株式運用プラン]
最低運用開始金額:5万円~
ポテンシャルの高い銘柄を発掘し、アナリスト独自のスペシャリスト戦略で、中長期的に超過収益獲得を目指すプラン。

[現物運用プラン]
最低運用開始金額:10万円~
世界の投資家が金を含む現物の価値を見直す中で、中央銀行の超低金利政策に加え、マイナス金利などの観点からWall Street Club(ウォールストリートクラブ)でも今人気のプラン。

[WSCファンドラップ]
最低運用金額設定なし。
マネジメントの質や経営戦略など、長期リターンを左右する定性評価を重視する戦略で、Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)のファンドマネージャーが重点的に担当する、富裕層向けのプラン。

という4つのプランが提示されていますが、利用料金が確認出来ません。

事前にしっかり明示しなければ、中々利用意欲は湧いてこないと思います。

会員登録時に電話番号の入力を求めている点、スパムメールを配信している点などから、総合的に考えて危険なサイトと判定されるのではないでしょうか。

Wall Street Club(ウォールストリートクラブ) 最新情報

Wall Street Club(ウォールストリートクラブ)及びウォールストリートクラブ日本支店は2017年3月30日、「勧誘資料等を送付したうえで、投資信託の募集又は私募を行っていたもの」という内容で、関東財務局から無登録で金融商品取引業を行う者として警告を受けています

Wall Street Club(ウォールストリートクラブ) 運営会社情報

[URL]http://wsc-japan.net/(閉鎖)
[運営会社(親会社)]WALL STREET CLUB INC.
[所在地]200 West Street New York, NY 10282 United States
[CEO]Jonathan W. Isaacs
[Phone]212-908-3030
[Email]info@wallstreetclub.com
[日本支店:所在地]東京都中央区日本橋本町2丁目6-7
[代表者氏名]林達也
[日本支店:Phone]03-4574-5548
[日本支店:Email]info@wsc-japan.net

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